大腸内視鏡検査を受ける前日に、何を食べたらいいのか分からない人は少なくないでしょう。
医師から指導があっても、どの様に判断すればいいのか悩んでしまいがちです。
今回は前日の食事について詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
消化に良い食べ物が理想
大腸内視鏡検査の前日は、消化されやすい食べ物を選びましょう。
「消化されやすい」と言われてもイメージが湧かない人もいますが、具体的に言うと胃の中に長時間残らないものを指します。
すぐに消化されて胃の中から食べ物が無くなるのが理想的です。
消化されやすさは、その食べ物が何で構成されているかによって異なります。
糖質が最も消化されやすく、その次にタンパク質、そして最後が脂質です。
つまり、脂質が含まれている食事は避けて、糖質やたんぱく質などをメインに食べるとよいでしょう。
また、小さく刻んであるものや、水分がしっかり吸収されて柔らかくなっているものは、お腹の中ですぐに消化されます。
調理法によっても異なるということを覚えておきましょう。
たとえばおじや、スープ、パンなどがおすすめです。
食べすぎないこと
大腸内視鏡検査が行われる前は、できる限り食べ過ぎないことを意識しましょう。
お腹が空いてしまうかもしれないと不安になる人もいますが、検査日以降はいつも通りの食事をしても問題ないので、健康のためだと思い我慢をしたほうがベターです。
当然ながら内視鏡検査前だからと言って、極端に食事を少なくする必要はありません。
あくまでもお腹がきつく感じるまで食べすぎないよう、気を配りながら食事をしていれば問題ないです。
食べすぎてしまうと消化されにくくなるのはもちろん、胃腸への負担もかかります。
もしかすると体調を崩してしまい、内視鏡検査どころでは無くなってしまうかもしれません。
検査日はもちろんですが、できれば日頃からも食べすぎには気を付けましょう。
消化されやすいものならたくさん食べても平気?
仮に消化されやすい食べ物を選んだとしても、食べ過ぎてしまっては意味がありません。
胃の中に食べ物が長時間留まってしまうため、食べたものがすべて消化されるまでに時間がかかってしまいます。
消化に良い食事だと、つい安心してしまいがちですが、食べ過ぎないよう気を付けましょう。
正しい食事を意識したうえで、大腸内視鏡検査に挑んでください。